気管切開後の室内環境 Ⅱ[ ホームオートメーション( TV 編)]

     電気機器の操作は電灯等の単純なオン•オフ操作だけでなくチャンネル変更や音量調整も必要である。そこで今回はテレビの操作をパソコンとスマートスピーカーをつかって行った。

①電源ON


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②チャンネルを変更


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③ボリュームの調整


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④電源OFF


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我家では、スマートスピーカーを2台使用しているため、互いに干渉しないようにTVへの指示コマンドを変えている。(例:リビングではテレビ、私の部屋ではマイテレとしている)

 

 

 

 

 

 

 

難病診断後の室内環境 Ⅰ[ 改装編]

 病気の診断が下った時、今後の寝たきり生活を考え部屋の改装を行った。

玄関に一番近い和室と縁側を洋室にして浴室、トイレも増設した。この時点で自治体によっては補助金があるのでしっかりと調べてみることを進める。( 私の場合は改装後に知ったので補助金は出なかった。)


工夫したところや使用して気づいた点


①天井

天井から物を吊るしたら便利と考え梁にボルトをつけた。今は点滴に活用している(S字フックとチェーンで高さ調節が出来ようにした。)ボルトの今後の使い方はまだ決まっていないが、PCを取り付けてみたい。

②トイレ

筋力が弱ってくるとトイレの立ち上がりが困難になってくる。便座の高さが低いものは立ち上がりや介護者の負担が大きいので高いものを勧める。下記のような使い方をする場合はシャワーチェアーの高さをも考慮する必要がある。

 

※シャワーチェアーをトイレに差し込み使用。座位を保つことができれば便器で用をたす事が出来る。


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犬

 

購入前にシャワーチェアー(キャリー)の座面の高さと

シートの穴の大きさの確認が必要。

 

   

③洗面器

犬

車椅子で洗面が出来るように設計段階では車椅子の高さと洗面器の高さは考えるが奥行は意外と注意不足になる。また、介護者からは死角になり気づかれにくい私の場合はつま先が壁やパイプに当たり痛い思いをした。可能であれば洗面器の足元は何もないほうが良く車椅子を入れ込んだ奥行の寸法を考える必要がある。

 

④浴槽

犬

今後、入浴ができないことを考えて浴槽を簡単に撤去出来ように置き型の檜風呂を設置した。結局、訪問入浴を利用したのでこの浴槽は一度も利用する事は無くただ邪魔になるだけであった。改装時に訪問入浴がある事を知っていれば無駄な出費をしなくてよかった。

 

 

⑤床

犬

床は防水(ビニール系等)の材質が望ましい。点滴•栄養剤•薬品•汚物等がこぼれたり訪問入浴で水漏れがあった場合に有効である。

巾木は車椅子やキャスター等が当たるので巾が広いものがいい。

 

 

 

気管切開後の室内環境 Ⅰ[ ホームオートメーション編]

    気管切開後は声が出ないが、PCの読み上げ機能を使ってスマートスピーカーに命令し色々な電気機器の操作が可能だWiFi環境があれば直ぐに始められる。必要な物はPC、スマートリモコン、スマートスピーカーである。

(声が出るとPCは不要。赤外線リモコンが付いている機器であることが条件)


    私の部屋では①照明②カーテン③テレビ④エアコン⑤扇風機の操作に活用している。

ここでは①と②の動画を紹介します。


①照明をつける

 


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②カーテンを開ける

 


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気管切開後、初めての外泊③

※この記事は23年に書いたものです。

事前準備

①持っていく物品一覧表作成

福祉車両のレンタル手配

③宿泊先で必要な物品の手配

④看護士による家族への緊急時対応のレクチャー

 

①物品一覧表

物品一覧表を作成し持っていく物をチェックした。移動先で購入出来ない物は特に注意したほうがいいと気づいた。逆にどこでも入手できる物は現地で揃えた方が荷物がかさばらなくて済む。  

物品一覧表(60品以上あった)

②レンタカー

車を借りる場合は、福祉車両の台数がもともと少ないので早めに予約をしておいた方がいい、今回は2ヶ月以上前に押さえた。

3列目に車椅子が乗るタイプだったから2列目から介助してもらったので不便だった。

車椅子の両方に荷物があるので乗降の時には2列目に荷物を移動しなければならなかった。

顔の両側に跳ね上げてある3列目のシートで視界は前方のみがひらけていた。

乗車の様子(荷物が無い状態)

③現地で必要な物の手配

宿泊は同じ場所に連泊だったので予めエアーマットと呼吸器のスタンドを借りた。

ポータブルトイレは購入した。

エアーマット 呼吸器スタンド ポータブルトイレ

 

訪問看護師、PTによるレクチャーを受ける

呼吸器のトラブル時に対応する為、手動の人工呼吸器具(アンビューバック)の使い方、

ストレッチの仕方を習う。

 


初めての外泊の感想

事前の準備、荷物の多さ等々、気管切開前に比べ気軽に出かける事が出来ないと実感しました。しかし一度経験したことで次の機会にはハードルが下がった。今回、外泊が出来たのは家族やまわりの人々の協力があったからです。皆さんに感謝です。

気管切開後、初めての外泊②

※この記事は23年に書いたものです。

南九州から自宅へ(8/14)

宿泊地を出発して約1時間半ほどここで1回目の休憩、胃瘻から水分補給をする。

えびのPA(霧島連山を臨む)

混雑を避けてSAでは無くPAで2回目の休憩、ここでは家族はラーメンを食べ私は栄養満点の"ラコール"で昼食をとる。

緑川PA(えびのPAから102㎞)

緑川PAから休憩なしで(125㎞)一気に自宅へ向かう,18:30到着、約7時間の移動でした。復路も休憩をしっかりととったので疲れはなかった。

気管切開後、初めての外泊①

※この記事は23年に書いたものです!

気管切開後初めての外泊8/10~14南九州への旅

1日目(8/10)

出発前、訪問看護師による健康観察を行う。

レンタカーに荷物を積み終えるのが14:00過ぎ、予定では午前中に出発だったが大幅に遅れる。

家を出て途中コンビニに寄り玉名PAで一回目の休憩、お尻の除圧や手足のストレッチを行う。

玉名PA(ここまでの走行距離75㎞)

二回目の休憩、ここでも除圧等を行う。

霧島SA(玉名PAから走行距離152㎞)

目的地到着後、予めレンタルしていたエアーマットと呼吸器をスタンドにセットしてすぐにベッドに横になる。

寝室

1日目の走行距離約300㎞、途中2回の休憩で移動時間約7時間でした。