難病診断後の室内環境 Ⅰ[ 改装編]

 病気の診断が下った時、今後の寝たきり生活を考え部屋の改装を行った。

玄関に一番近い和室と縁側を洋室にして浴室、トイレも増設した。この時点で自治体によっては補助金があるのでしっかりと調べてみることを進める。( 私の場合は改装後に知ったので補助金は出なかった。)


工夫したところや使用して気づいた点


①天井

天井から物を吊るしたら便利と考え梁にボルトをつけた。今は点滴に活用している(S字フックとチェーンで高さ調節が出来ようにした。)ボルトの今後の使い方はまだ決まっていないが、PCを取り付けてみたい。

②トイレ

筋力が弱ってくるとトイレの立ち上がりが困難になってくる。便座の高さが低いものは立ち上がりや介護者の負担が大きいので高いものを勧める。下記のような使い方をする場合はシャワーチェアーの高さをも考慮する必要がある。

 

※シャワーチェアーをトイレに差し込み使用。座位を保つことができれば便器で用をたす事が出来る。


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購入前にシャワーチェアー(キャリー)の座面の高さと

シートの穴の大きさの確認が必要。

 

   

③洗面器

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車椅子で洗面が出来るように設計段階では車椅子の高さと洗面器の高さは考えるが奥行は意外と注意不足になる。また、介護者からは死角になり気づかれにくい私の場合はつま先が壁やパイプに当たり痛い思いをした。可能であれば洗面器の足元は何もないほうが良く車椅子を入れ込んだ奥行の寸法を考える必要がある。

 

④浴槽

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今後、入浴ができないことを考えて浴槽を簡単に撤去出来ように置き型の檜風呂を設置した。結局、訪問入浴を利用したのでこの浴槽は一度も利用する事は無くただ邪魔になるだけであった。改装時に訪問入浴がある事を知っていれば無駄な出費をしなくてよかった。

 

 

⑤床

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床は防水(ビニール系等)の材質が望ましい。点滴•栄養剤•薬品•汚物等がこぼれたり訪問入浴で水漏れがあった場合に有効である。

巾木は車椅子やキャスター等が当たるので巾が広いものがいい。